優勝はディアスとケンパー。庭田が3位に

2011. 04. 18

4月17日(日)、沖縄県石垣市登野城漁港周辺の特設コースで、2011NTTジャパンカップ第1戦/石垣島ITUワールドカップが開催された。


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午後1時ちょうどスタートの女子は、スイムをケリー・ラング(イギリス)が17分32秒のタイムでトップフィニッシュ。続いたのは、1秒差で川島えり(日本食研)。その後には、同タイムでリネ・ジェンセン(デンマーク)と1秒後にラドカ・ボディコーワ(チェコ)の順でトランジションへ入った。トップから 30秒の間に27名が水から上がり、このなかには川島のほか、土橋茜子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)、佐藤優香(トーシンパートナーズ・チームケンズ)、庭田清美(アシックス・ザバス)が入っていた。


ST1_3630-2.jpgバイクでは、ラング、ジェンセン、ボディコーワ、川島が第1集団をつくって逃げるが、3周目のサザンゲートブリッジの上りで落車が起こり、川島とラングが巻き込まれて順位を下げた。その直後、第1集団は第2集団に追いつかれ、約30名の先頭集団ができあがった。ここには、庭田、土橋、佐藤のほか、菊池日出子(宇都宮村上塾)も追いついていた。


ST1_3683-2.jpgランでは、序盤からディアスが積極的に前に出ると、アイリーン・モリソン(アイルランド)とマリアナ・ダマラムコート(スペイン)が後を追う。その後ろをエリン・デンシャム(オーストラリア)と庭田が4位争いを繰り広げた。ラン3周目の中盤、デンシャムとの競り合いで前に出た庭田がスピードが落ちたダマラムコートを捉えると一気に抜き去った。
この結果、優勝は2時間1分57秒でディアス、2位にはモリソンが入り、庭田は3位となって昨年の優勝に続いて表彰台に上がった。そのほかの日本選手は、土橋9位、菊池14位、足立20位、佐藤22位、上田藍(シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)30位、高橋侑子(法政大学)41位、川島42 位となった。


ST1_3858-2.jpg午後3時45分スタートの男子は、イワン・バシリエフ(ロシア)が16分32秒でスイムを終えると、弟のデニス・バシリエフが2秒後に、その1秒後にウラジミール・タルバエフスキーのロシア勢が続いた。田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)は5位、細田雄一(グリーンタワー・稲毛インター)は8位。トップから30秒の間に22名がバイクへ移ったが、そのなかには遠藤樹(チームケンズA&A)も入っていた。


ST1_4039-2.jpgバイクでは、バシリエフ兄弟が逃げつづけた。その後ろでは、徐々に集団が大きくなり、最終的には40名を超える大集団ができあがった。その集団には、田山、細田、遠藤が入っていた。


ST1_4181-2.jpgランでは、バイクから続いてバシリエフ兄弟が先頭で逃げた。その後を、イェン・トフト(デンマーク)、イワン・ラーニャ(スペイン)、アルテン・パリエンコ(ロシア)、ハンター・ケンパー(アメリカ)、イゴール・ポリャンスキー(ロシア)、細田が追う展開に。2周目で、ケンパーがトップを奪うとまずラーニャが反応した。しかし、後ろから追い上げたパリエンコとマレク・ヤスコルカが代わってケンパーの後を追った。
その結果、優勝は1時間50分32秒でケンパー。2位はパリエンコ、3位はヤスコルカ。日本選手は、ラン中盤から追い上げた田山が11位、細田20位、山本良介(トヨタ車体)38位、佐藤治伸(日本食研)49位、高濱邦晃(チームフォーカス・ボディチューン・KMS)50位、椿浩平(宇都宮村上塾)56 位、遠藤62位となった。


同日開催で1,700名を超える参加者の石垣島トライアスロン2011は、エイジ男子は桑原寛次(沖縄県連合)が1時間57分で、女子は平出美雨(沖縄県連合)が2時間8分で、リレーはBest of ishigaki(上間禎斗・生駒淳平・小林洋)が1時間58分25秒でそれぞれ優勝した。
エイジグループ総合部門のポイントは、松本華奈(島根県協会)と高橋豪一(東京都連合)が獲得した。



<選手コメント>

ST2_7713-2.jpg○バルバラ・リベロス・ディアス(チリ)
ムールラバ、シドニーと連戦が続いたので、今日は勝てるとは思わなかった。ランに入って最初に、前を走る選手がスピードを落としたので、前に出た。そこで勝てるかもしれないと思った。好調の元は、ハードトレーニング。これからも、ヨーロッパラウンドが待っているが、乗り切りたい。


ST1_3744-2.jpg○庭田清美(アシックス・ザバス)
今年は石垣島に早めに入って、身体の回復に努めた。島の方たちにお世話になったので優勝したかったが、表彰台に上れてよかった。ランでは、なかなか前との差が縮まらず、4位に上がることを目標にしたが、4位に上がって3位の選手が近づいてきたので、こでやらないでどうすると思って走った。この大会を開催してくれたことに感謝したい。いま私たちが頑張ることが、日本に元気を与えられると思う。復興に向けて、一緒に頑張りましょう。


ST2_8005-2.jpg○ハンター・ケンパー(アメリカ)
2006年以来の出場であり、特別な思いがある石垣島で勝てたことはとてもうれしい。表彰台のそれも一番に上がることはすばらしいこと。私は34歳で、若い選手は力があるが、私は、知恵や経験があるのでまだまだ戦える。アメリカ国内の選考にもよるが、日本の庭田選手がねらっているように、私も4度目のオリンピック出場をねらいたい。


ST1_4198-2.jpg ○田山寛豪(NTT東日本・NTT西日本/流通経済大学職員)
意識の高い選手たちと練習をしているので、自分も啓発されている。左足のケガから回復してきているので、頑張れた。ランの入りのスピードもまだまだなので、トップを逃してしまった。いまは、トライアスロンができることに感謝したい。納得のいかないレースだった。スイムでトップで泳げる力、バイクでついていく力、ランでのスピードをこれから取り戻したい。これまでさまざまな恩を受けているので、トライアスロンで頑張って、東日本大震災で被害にあった方を元気づけたい。


この記事に関するお問い合わせ先
(社) 日本トライアスロン連合(JTU) 事務局
JTU事務局 TEL03-5469-5401(代)
配信日:2011年4月18日