宮古島優勝で何かがふっきれた 今年はハワイトップ10を狙います!

2011. 04. 30
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宮古島大会で5年ぶり2回目の優勝を果たした塩野絵美選手は、最後のランで独走態勢に入り、強さを見せつけた。前回優勝よりも重い期待と責任を負っての今回は、喜びだけでなく、「アイアンマン・チャンピオンシップ」という次の挑戦への勢いもついたようだ。

 

宮古島優勝で何かがふっきれた 今年はハワイトップ10を狙います! 宮古島優勝で何かがふっきれた 今年はハワイトップ10を狙います!

 

最後まで不安だった調整

優勝を確信したのは競技場へ入ってから

 

優勝した塩野選手と2位の松丸選手との差は、バイクを終えた時点でほぼ同時だった。「自分の調子もよかったけれど、松丸さんも同じようによかった」ため、バイク途中から「勝負はランになる」と思っていた。

「ランに入ってから少しずつ差が開いているのはわかりましたが、勝てると確信できたのは競技場に入ってから。自分もギリギリで足がつりそうだったし、レースは最後まで何が起こるかわかりませんから」

 

優勝への不安材料は2つあった。

 

現在、アイアンマンのポイントランキング獲得のため、5月にチャイナ、本命のコリアを7月に控えている。通過点である宮古島にはピークを合わせることができず、いつものように練習を「やりきった」という手応えがないまま現地入りした。直前まで自信がなかったという彼女を支えたのは、周囲の「今までやってきたことを考えれば大丈夫」という声だった。

 

もうひとつは、4月上旬にバイクを乗り換えたことだ。

「正直不安でした。でも、スコットのフレームは柔らかく、しなやかな感じ。乗った瞬間フィーリングが合い、自分との相性はいいなと。すんなり乗り換えられるようにポジションを細かく調整してくれたメカニックに感謝しています」

 

2008年よりニュージーランド在住の元プロトライアスリート・堀陽子さんにコーチングを依頼し、それまでの「がむしゃらな自己流」の練習法を切り替え、調整の重要性を知った。昨年からは国内ロング女子選手では初となるシマノのサポート選手となった。そんな成長株の今シーズンの目標は、アイアンマンシリーズでの初優勝とハワイトップ10入り。

「7月のコリアでシリーズ初優勝を狙っています。クリッシーに追いつくには、日本の男子プロに匹敵する力をつけないと闘えません。課題はスイムの強化。みなさんの応援と期待に応えられるように頑張ります」

 

Interview:Takuya Yoshimoto
Text:Yoshiko Kokubo
Photo:Maystorm