トライアスリートのチカラを東北へ 釜石便り3

2011. 08. 02
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北上しらゆりアクアスロン」9月4日(日)開催決定!

9月4日(日)、岩手県北上市にて「北上しらゆりアクアスロン大会」が開催される。第1回となる本大会は、「釜石はまゆりトライアス
ロン国際大会」の復活を祈念するもの。北上市トライアスロン協会理事長・古桑整さんに「釜石」への思いについてうかがった。


「ドラム缶で秋刀魚を焼いてくれたおばちゃんに恩返ししたい」

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●大会ポスターの「トライアスロンの陽」は、太陽の「陽」ですね。


私たちにとって「釜石はまゆり」は、皆で賑やかに楽しくやってきた温かい大会です。本来は「灯」となるのかもしれませんが、敢えてこちらの「陽」を選んで使わせてもらいました。


●「釜石はまゆり」はボランティアの皆さんや地域の人たちのもてなしに感激する大会と聞いています。


地域をあげてもてなしてくれる大会です。だからこそ震災後、釜石の想像した以上の被災を目の当たりにしたときの気持ちは、言葉では言い表せません。
県内のトライアスリートたちはそれぞれ、がれき撤去や支援物資輸送などのボランティア活動をしていましたが、常に釜石のことが頭にあったようです。「根浜海岸にドラム缶を置いて秋刀魚を焼いてくれたおばちゃんに恩返しがしたい」皆同じ気持ちでした。
アクアスロン大会の開催決定は、釜石が岩手県のトライアスロンの聖地であること、小林会長が子どものように大事にして育ててきた「陽」を絶対に消してはならないという気持ちの表れです。釜石の復興と大会復活を信じて協力くださる地域の皆さんと有志の尽力に感謝しています。


●釜石は「はまゆり」ですが、北上は「しらゆり」ですね。どちらも東北らしい控えめな大会名ですが、何かエピソードがあるのですか。


「はまゆり」は釜石市の花で市の遊覧船の名前にもなっている美しい花です。大会名を決めるとき「北上市の花は何だろう?」と調べたところ、「しらゆり」でした。
凝った意図はなかったのですが、釜石の復興と大会復活を願って開催する大会名が偶然でも似ているのは、嬉しいですね。


●桜の名所がランコースになっていると聞きました。


北上川に沿ったランニングコースを2キロ北上して戻ってくる折り返しのコースです。コースとなっている北上展勝地は「さくらの名所100 選」「みちのく三大桜名所」として知られ、5月の連休には桜祭りも行われます。開催時の9月は紅葉の時期には早いですが、木陰のランコースは川からの風を受けて気持ちよく走れると思います。
4月からの短い準備期間のため1種少ないアクアスロンとなりましたが、釜石の大会と同様、レース後には海産物や地域名物の餅などを用意した交流会もあります。有志手作りの大会を楽しんでいただければと思います。


北上しらゆりアクアスロンの詳細は、こちら →|



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桜並木と北上川。ランコースは桜並木に併行したサイクリングロードとなる。CMやJR東日本のポスターにもなった桜の名所は、毎年桜祭りが行われ、多くの人で賑わう。



kitakami_3.jpg「北上夜曲」の石碑。「匂いやさしい白百合の~」とある。大会名は北上市の花が「白百合」であることから付けられた。

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ゴール地点の展勝地レストハウスと北上川を行き交うひらた船。 レストハウスには地元特産の農産物なども並ぶ。


北上観光協会「きたかみ魅力辞典」


写真提供:一関トライアスロン倶楽部 登嶋公さん