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Race Report

XTERRA GUAM 2011

天候
晴れ
気温
29℃
参加者数
142人

取材した人:うさみ たかみつ (TAKA USAMI)

木曜日、都内で仕事をしてから成田へ向かいグアム行きの最終の飛行機に飛び乗った。成田から3時間半でグアムに着く。成田は 10℃と真冬の寒さだったが、グアムは夜中でも25℃とカラッとした暑さだ。レースは土曜日なのでのんびりするのもよし、バイクコースを下見することもでき(ランコースはレースのみ)、自由時間を満喫できる。
レース当日の朝、撮影機材を抱えて5時30分にホテルを出ると、いきなりシャワーみたいな雨が降ってきた。会場はグアムの繁華街タモンから南にある小さな町ピティ。ピティには火力発電所やアメリカ軍の施設などがある。会場に着くころには雨は止み太陽が昇って周りが明るくなってきた。
スイムは観光船が行きかうピティ湾を1km泳ぎ、MTBはグアムで一番高いニミッツヒル山の周りを31km走る。ニッツヒルの頂き近くまで続く舗装路5kmを一気に登ると、グアム特有の赤土のオフロードが現れる。広大なジープロードが広がり、先行く選手が小さく見え、いくつかのアップダウンを越えるとスタート地のピティ湾を眼下に見ることができる。雨で地面が濡れ、赤土がバイクや選手にまとわりつくのでコース途中に出会った選手はみんな真っ赤に染まっているのだが、地面に書かれているバイクフィニッシュを見て「もう終わってしまうの!?」「もっと走りたい」と思うほど楽しいらしい。
ランは8.2km。コースの一部が軍の施設となっているため、ここを走れるのはレースのときだけ。ジャングルの中に流れる川を走り、ときにはお尻で滝を滑り下りたりと他の大会にはない豪快さがあるので面白い。ラスト300mは海沿いを走る。ドロドロになった体を海に飛び込んでからキレイにし、ゴールする選手もいた。

世界を又にかけるカメラマンのRich Cruse。

ピティの湾内を泳ぐ。

観光船などが行きかうピティ湾。

スイムトップに現地の中学生が上がる。

ランコース沿いの竹やぶを走る。

森の中を駆け抜ける。

昨年に知り合いの応援に駆け付け見ていたら参加したくなったとグアムに住む林秀忠さん。

Mt.ニッツヒルから見えるグアムの街並み。

激走する小笠原選手。

赤土が剥き出しのMTBコース。

女子優勝のミエコ・ケーリー(左)と2位のDarrelle Parker。

グアムから日本の復興を願う。

うさみ たかみつ (TAKA USAMI)

1976年生まれ。1995年開催の「波崎トライアスロン大会」より年間約10戦ペースでトライアスロンレースを取材。自転車・トレラン・水泳・水中などの撮影も得意とし、「XTERRA GUAM」は2007年から2010までの4年間、「XTERRA JAPAN」は2004年からオフィシャルカメラマンを務めている。2000年よりフリー、2006年より新聞社の契約カメラマンとして活躍中。

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