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第22回長崎西海トライアスロン

第22回長崎西海トライアスロン

RACE DATA

開催日 2014/7/13(日)
天候 晴れ
最終参加数 エリート9人、一般271人、学生73人、リレー18組、ライト55人、ライトリレー36組、チャレンジ51人、キッズ58人
完走数 エリート9人、一般257人、学生71人、リレー17組、ライト54人、ライトリレー33組、チャレンジ41人、キッズ55人

取材した人:奥山潤

■ 700人を超える選手が集結した第22回長崎西海トライアスロン

1993年に第1回大会が開催されたとき、離島だった長崎県の大島。それが1999年の大島大橋開通で長崎からのアクセスもよくなり、今では九州屈指の人気大会となった長崎トライアスロン。アクセスのしやすさもあるが、初心者から強者まで楽しめる競技内容と最高のロケーションが人気を集める理由だ。今年は昨年より100人以上も参加者が増えて、700人を超えるトライアスリートが集まる大会となった。

■ 豊富な競技種目がある大会の開幕はキッズから

長崎西海トライアスロンの競技内容は総距離51.5kmのオリンピックディスタンスで行われるスタンダードから、総距離27.75km・スプリントディスタンスのライト、総距離6.6kmで初心者向けのチャレンジ、中学生以下によるキッズ、そしてスタンダード、ライトそれぞれのリレーがある。初心者から強者まで、より多くの人に参加してほしいという考えから、これだけ多くの種目が用意されているそうだ。
そんな大会のオープニングを飾るのがキッズのレース。全力で挑む子供たちの姿を見て、その後にレースを控える一般部門の参加者の闘志もわき始める。

■ 自然豊かなロケーションが魅力のコース

どの競技種目も、スイムは間瀬湾ポンツーン(浮桟橋)前からのフローティングスタート。湾内は透明度も高く、なかなか泳ぎやすく感じる。
スタンダードでは湾内を2周半するコースとなり、途中浮桟橋を上がっての周回となる。ウェイブと周回でかなり混雑するかと想像していたが、コース内は意外とバラけていて、ぶつかる心配はあまりなさそうだ。

島をほぼ一周するバイクコースは、スタートから3km過ぎまでは比較的なだらかで見通しがいい。そこから大崎高校を過ぎ、崎戸島を結ぶ中戸橋手前を右に曲がると一気に景色が変わってくる。ここからしばらくは、ひたすらアップダウンの繰り返し。ハードな上りとカーブのきつい下りのコースは常に集中力を求められ、タフさが要求される。バイクコースでも最もきついパートだが、風景が頻繁に変化してこの大会の一番の魅力を感じるところでもある。過酷なエリアが終わる15km過ぎからは徐々に町側に向かって走りやすくなってくる。終盤は、普段は一般の人は入ることができない大島造船所の敷地内を走行し、町の中心を通って大島の周回は終了。1周目を終える。

■ 強風のためにランが短縮

ランは市街地を走ったあと、寺島大橋を一気に上る。橋から見える景色はなかなか魅力的だが、選手にはそれを楽しむ余裕はないかもしれない。寺島大橋をようやく越えても、引き続き上っていく。そして、この先で本来ならランコース一番の魅力である大島大橋を渡るのだが、今年は朝の強風により大島大橋の走行は危険と判断され、大島大橋手前で折り返すコースに短縮された。折り返せば、あとは今まで走ってきたコースを一気に下ればフィニッシュはもうすぐ!

フィニッシュ後はすぐにアワードパーテイが始まる。会場の大島東小学校体育館では、島内にある大島酒造の焼酎をはじめ、地元の食材を活かした料理が並ぶ。たくさんのボランティアとともに、参加者それぞれの完走を称え合う光景は、ローカル大会の一番の魅力だ。

■ 魅力的な観光エリアでもある大島

本州からの大島へアクセスするなら、空路で長崎空港に入り、そこからレンタカーでの移動がいいだろう。大島に向かうには、まずは大村湾を左に見ながら、佐世保方面に北上する。途中、ロケーション抜群のキャンプ場がある大崎自然公園などを通りすぎ、ハウステンボスを見ながら西に向かう。西海大橋を渡るとようやく島らしい風景になり、本土開通の象徴である大島大橋を渡って大島に入る。

大島は2005年に周辺町村と合併して西海市大島町になったが、それまでは大島大橋を挟んで西海町と大島町に分かれていた。大島町とさらにその奥の崎戸町は古くは炭鉱で栄えた島だったが、今は国内屈指の造船会社・大島造船所がこの島の最大の企業で、同社の業務が基幹事業となっている。朝夕に大島造船所の社員の方々が自転車や車で往来する光景は、この島の象徴だ。佐世保から一日10便のフェリーが就航しており、これを利用して出勤する社員もたくさんいる。

大島造船所本体以外にも、ブランドトマトとして高い知名度を誇る大島トマトや、地元産の材料を活用して焼酎を製造する大島酒造、大島をゆっくり滞在してもらえるようにと作られたオリーブベイホテルなど、大島造船所グループ全体で島の経済の一翼を担っている。
その大島造船所が、島を盛り上げる一大イベントとして長崎西海トライアスロンを支えている。

長崎西海トライアスロンに参加するなら、宿泊はオリーブベイホテルをはじめ、ハウステンボスや佐世保地区のホテル、大島や崎戸の民宿など、いろんなバリエーションがあるので、滞在の仕方で選ぶといいだろう。バンガローやキャンプ場もあるので、仲間で参加してキャンプするのもおもしろい。

近い将来1,000人を超える大会を目指していくという長崎西海トライアスロン。九州地区のアスリートだけでなく、全国多方面からぜひ参加してもらいたい大会のひとつだ。

PROFILE

奥山潤

トライアスロンスタイル編集部員。
ロングもミドルも大好き。トライアスロンを思いっきり楽しみたい。
トライアスロン歴は、七年目。