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VAAM 第29回沼津千本浜トライアスロン大会/第12回チームケンズカップトライアスロン駅伝大会

VAAM 第29回沼津千本浜トライアスロン大会/第12回チームケンズカップトライアスロン駅伝大会

RACE DATA

開催日 2016/8/7(日)
天候 晴れ
気温 朝 30.7℃  昼 39.4℃
水温 26℃
最終参加者数 736名(個人 235名 リレー 33組 駅伝134組)

取材した人:中村 真琴

■ 大会前日から熱気に包まれていた沼津!

8/6(土)。この日は日曜日に行われる本大会の会場準備と、午後からは選手の前日受付が行われました。
選手がやってくるということで、メーカーのブース出展も前日から行われ、盛り上がりを見せました。また、この日は午前中から気温が30℃越えと非常に暑く、気温と選手のダブルの"熱"を感じられる日となりました。
私は大会サポーターとしての参加でしたが、そんな私でも選手の緊張やワクワクが伝わってきました。特に選手受付をしていた際、「今回がトライアスロン初参加です!」という選手を何度か見かけ、そんな方々の表情を見ると不安そうな方もいれば開催を楽しみにしているような笑顔の方もいらっしゃいました。
さまざまな感情が渦巻くなか、大会が始まろうとしています。

■ 波を感じろ! はじめの「スイム」!

大会当日、朝7時30分から気温は30℃を越え、水温も26℃、快晴です。
日差しが反射する海はきらきらと輝き、前日よりも美しいものに見えました。景色をさえぎる雲がほとんど無かったため、富士山も臨めるロケーションとなりました。
開催式の最中、選手の皆さんはすでに最初の競技であるスイムのスタンバイしており海辺での待機となりました。
本大会はまず750mのスイム(駅伝の2・3区は500m)からスタートします。
スタート地点から最初のブイを左に曲がり、折り返しのブイを回って帰ってくるL字のコース。本大会のスイムパートの大変なところは「潮流が激しい」という点。波に目印となるブイが流されてしまったり、泳いでいる選手に波が襲いかかり、思った以上に進まなかったりということが起きてしまうのです。
観戦している分にはそこまで進んでいないようには感じなかったのですが、やはり体感は異なるようでした。

■ 往路では富士山も臨める「バイク」

最初のスイムが終わると、次はバイクに跨り、往復20kmの道を走ります。
バイクコースは千本浜の海と、千本浜公園の間にある堤防でフラットなレイアウトになっています。またコースは往路で左手に駿河湾、前方に富士山を見ることができます。今回のように快晴だと、青い海と青い空、そして雪が溶け山肌が出ている青い富士山という青のコントラストも楽しめます。
選手として出場すれば競技中に景色も楽しめますし、観戦するだけでも景色と富士山をバックに帰ってくる選手というとても迫力ある光景を見ることができるので出場しても、観戦してもどちらでも楽しめる大会だと思いました。

■ 千本浜を駆け抜けろ! 極限状態の「ラン」

バイクで40km走った後は、最後の種目、ランが待ち受けています。
本大会のランコースは千本浜公園内を走るレイアウトとなっており、公園内の松林の中も走ります。日中は最高気温39.4度という猛暑の中、この林の中は松が生い茂り千本浜や堤防に比べ暗く、また、松によって日がさえぎられているため、少しだけ涼しい空間となっていました。松林に入る前と抜けたところにはエイドステーションが設けられており、選手たちはそこで水やスポーツドリンクを受け取ったり、屋外用シャワーや柄杓で水をかけてもらったりします。スイム、バイクを炎天下の中で終え、疲弊した選手たちにとってはエイドステーションやその松林の日陰はまるでオアシスに見えたのではないのでしょうか?
競技の後は選手たちが本部側に預けていた荷物や参加賞を受付に取りに来るのですが、荷物受け渡しや受付のサポートをしていた私は思い切って選手の方に感想を聞いてみました。「楽しかった」と答える人もいれば「疲れた」という人もいましたし、驚いたのが、松林を走った記憶があまり無いという人がいたことです。
「涼しかった気はするんですけど・・・」と苦笑いを浮かべる姿に、選手がどれほど極限状態だったのかを感じました。

■ 選手を襲う自然やメカトラブル

本大会の特徴は個人やリレーというスタンダードなものだけでなく、「駅伝」という競技カテゴリーがあることです。3区まである駅伝ですが、今年は台風5号の影響なのか、時間が経つにつれた潮流の変化や、風が強くなったことで3区のスイムが中止になってしまいました。どうしても自然の力には勝てないので、選手たちに安全に競技を行ってもらうためにも大会側の英断だと思いました。
実は、一昨年はスイムをすべてキャンセルでのデュアスロン、去年は2区途中でのスイムキャンセルとなっており、ここ最近すべての競技でスイムを行うということができていない状況になっています。自然の影響とは読めないものですが、今年は駅伝3区のみスイムキャンセルと少しずつ状況は好転していると思います。
また、バイクの競技を見ていた際スタート位置から「プシュ~」という音が聞こえました。一人の選手のバイクにパンクと思われるトラブルが発生したのです。
その選手はバイクのスタート位置から離れ、修理へと向かっていきました。その際にマーシャルの人に向かって「リタイアはしません! 直してまた戻ってきますから!」と大きな声で言っていたのが印象的でした。選手から「完走したい」という想いが伝わってくる一言でした。
日中は非常に暑く、救護のテントに運ばれている方も見受けられました。
猛暑の極限状態の中、どんなに水分をとってもやはり人によってはバテてしまうものです。完走したいという選手の気持ちもわかりますが、競技中に体調と相談し、勇気をもってリタイアすることもまた選手として大切なことだと思いました。

■ 2017年は節目の年を迎えます。

2016年もいくつかのトライアスロン大会サポートを行っていますが、今回の沼津大会はダントツで暑かったです(笑)。
しかし、そんな暑い中でもトライして、完走する選手の方々は本当にすごいなと感じました。また、大会の受付やクロークにいたときに「初心者です」という方が何人かいらっしゃいましたが、トライアスロンデビューがあれほどの酷暑の中とは......。きっと、体も心も鍛えられたのではないでしょうか。
そんな本大会は来年30回という記念すべき大会となります。
確かに沼津は暑いのですが、駿河湾や富士山、豊富な海産物、豊かな自然とロケーションが最高なので、節目の年を機に沼津の大会にトライしてみてはいかがでしょうか。

PROFILE

プロフィール
中村 真琴

2016年の春に新しくトライアスロンスタイル編集部員になりました!
好きなことはアニメ、ゲーム、舞台など。という、実はインドア系です。
運動は苦手ですが、苦手だからこその目線でトライアスロンについて伝えられればと思います。よろしくお願いします!